賢プロダクション　｜　マンスリープッシュ

誕生日: 9月3日
出身地: 東京都

■代表作：　聖剣の刀鍛冶セシリー／主役、機動戦士ガンダムＵＣオードリー・バーン、狂乱家族日記乱崎凶華／主役、大正野球娘。尾張記子、BLEACH 飛梅、花天狂骨、初恋限定。千倉奈央、絶対可憐チルドレン梅枝ナオミ、隠の王清水雷鳴、亡念のザムド西村ミドリ、ポルフィの長い旅ミーナ、ハヤテのごとく！春風千桜、風の聖痕神凪綾乃、桃華月憚御堂寧々、あさっての方向五百川からだ／主役、オーバードライブ篠崎江梨、無敵看板娘ピンクスター、西の善き魔女マリエ、バーテンダー来島美和、のだめカンタービレ井上由貴、夏目友人帳夏目少年時代、鋼殻のレギオスカウンティア／秘書Ａ、神曲奏界ポリフォニカスズナ、地獄少女　二籠紅林拓真、素敵探偵ラビリンス千春、灼眼のシャナ2 中村公子、など

: 小さい頃、「美少女戦士セーラームーン」が大好きで、自分もあの世界に入りたい！って思っていたんですよ。子供らしい発想だけど(笑)　
声優というお仕事は知っていたので、実際にアニメの世界に入れないなら、キャラクターに最大限近づけるのは演じている声優さんじゃないかって。
あと、「自分ではない誰か」に性格も何もかも、もう見た目から変わってしまうっていうのはすごく楽しいんじゃないかなって思ったんですよね。
それからはもうずっと「声優になりたい」と思っていました。
: 入ったことはあるんですが、中学の時の1年間だけです。
子供のときは声優と舞台の役者さんは別物だと思っていたので。

でも、そんな風にずっと声優になりたいと思っていたのに周りには恥ずかしくてなかなか言えずにいました。
親友にしか言ってなかったんです。家族にもずっと黙ってて。
高校の進路相談でようやく先生や両親に打ち明けたのですが、みんなビックリしていましたね。（笑）

: 専門学校で教えていただいた先生に色々と事務所のアドバイスをしていただいて、賢プロが一番自分に合っていると思ったんですよね。
それでデュオの入学試験を受けたのですが、実は私は補欠合格だったんですよ。
なので「自分はこの中で一番下なんだなぁ」という意識があって、最初はすごく引っ込み思案でしたね。(笑)　
今でこそ「やるしかない！当たって砕けろ！」なんて思える度胸も付きましたけど。
: 友達が出来たこと…ですかね。
でも、仲のいい友達ができてくるとそれはそれで複雑な気持ちになっちゃうんですよ。
すごく大切な友達だけど、同時にライバルでもあるっていう感じで。
それでもお芝居を一緒にやっていると、次第に「みんなで頑張った！」っていう一体感が生まれたんですよね。仲間の間では劣等感とか、無くてみんな平等なんだっていう。
頑張れば認めてもらえる、そんな中で必死にやることでいつしか「補欠」という劣等感も無くなっていました。
: 私は声優の知識がなかったから逆に、怖いもの知らずでやってこられたって感じです（笑）
みんな途中で、将来のことを考えたり、自分ははたしてこれからやっていけるんだろうか…なんて迷ったりしてしまうこともあるかと思うんですが…私の場合は何の根拠も無いのに、「声優になれる！」という自信があったんですね。
…今思えば本当にアホみたいですけれど。（笑）
いまだに自分の性格は役者には向いていないと思うのですが、専門学校時代の先生に「向いているかより、どれだけやりたいかだ！」と言われたことはすごく覚えています。
それを聞いたときに、「そうか、やりたいからやるんだ！」っていう。（笑）
長い間目標にしていた職業だし、挫折したくないという意地もあったんですよね。
あとは運もあり、周りの力もありで、皆さんに助けられながらここまできたと思います。
: たとえ自分が声優に向いていないと思っていても、好きな気持ちがあってやり続けていたら、こんな私でも声優になれました！
大事なのは「やりたい」と思う気持ちと、ぶれたりしない自分の中での「軸」だと思います。
これはとても難しいことですが…自分を信じることにとにかくエネルギーを使うようにすること、ですかね。

: たくさんいすぎて困ってしまうくらいです…。（笑）
その中でも、家弓家正さんと一城みゆ希さんはすごく尊敬しています!　
家弓さんはお芝居はもちろんなんですけど、探究心を忘れないことの大切さを教えていただきました。常に台本だけに目を向けるのではなく、日常生活の隅々までアンテナを張られていらっしゃる姿に憧れています！
一城さんは「真マジンガー衝撃！Z編」でご一緒させていただいたんですけど、若々しくて、かわいらしくて…いつも輝いている、太陽みたいな方です。（笑）
女性として、女優として、いつか一城さんのようになれたらいいなと思っています！
: 立ち止まらないこと、ですかね…。
ダメな時、いつまでもウジウジしないで一体何がダメだったのか、今の自分に何が出来るのかを考えてとにかく気持ちが前に向くように切り替えるようにしています。
それでもダメな時は、「きっと一年先の自分は、今と同じことで悩んでいる訳では無いだろうし、今はキツくても時間が解決する」と信じて開き直ること！
そうやって立ち直りますね。

: 悪役をやりたい！もの凄～く悪い役を、こってりと演じたいです！
もっと自分自身の持ち味を磨いて、「濃い」役者になっていきたいです。
「この役は藤村がやったからこそ、もっと面白くなった！」と言われたいですね。
あと、ベテランの役者さんとご一緒していて思うんですけど、毎回同じ役で一緒にお芝居をしていても、その度にいつも新鮮な演技をされていて驚きます。
私もいずれ後輩から、そう思われる役者になりたいですね！！
: これからも皆さんに夢を与えられるよう、悩みながらも楽しんで、頑張りますので応援して頂けたら嬉しいです。
また私が演じることによってその役柄、作品を、より深く愛していただけたら幸いです。