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川田 紳司

川田 紳司 (かわだ しんじ)

誕生日
10月6日
出身地
栃木県

 

■代表作: VIPER'S CREED ルドラ、ライブオン CARDLIVER 翔 ジョージ加藤、ペンギンの問題 岡本ポール、のだめカンタービレ 峰 龍太郎、狂乱家族日記 Dr.ゲボック、鉄腕バーディー DECODE テュート、TYTANIA-タイタニア? ワイズ中佐、ぼくらの 関政光、精霊の守り人 ユン、キスダム 梶尾亜久里、BLUE DRAGON シュナイダー、スクールランブル 花井春樹
武装錬金 中村剛太、神曲奏界ポリフォニカ ナトリ、スターシップ・オペレーターズ 榊原コウキ、
アクロス・ザ・ユニバース ジュード(ジム・スタージェス)/主役、ラスベガスをぶっつぶせ ベン・キャンベル(ジム・スタージェス)/主役、碧血剣 袁承志/主役、コンスタンティン チャズ・クレイマー(シャイア・ラブーフ)、カンフーダンク ウェイ(チェン・ボーリン)、プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち デル(クリス・ローウェル)、狼男 デレック 、など

川田 紳司  

川田さんが役者になったきっかけを教えてください。

僕はもともと、高校卒業してから人材派遣会社に就職して三年くらいサラリーマンをやってたんだよね。
だけどそのうちに、社会ってもっと色々なことがあるんじゃないか、なんてことを考えるようになって、なんの予定もなくドロップアウトしちゃったんだよね。
―なんと、21歳にして脱サラですね!
そう。しばらくは友達の家に居候して遊んでたんだけど、そろそろお金も無くなるかなって時に「じゃあ次の俺の行き先を決めるか!」なんて言って日本地図を買ってきて、お酒を飲みながら「沖縄は?」「北海道は?」なんて話しているうちになんとなく落ち着いたのが横浜だった。
それで翌日荷物をカバンに詰めて、そのまま横浜の駅前の不動産屋さんへ行って「部屋貸してください!」って(笑)
何のアテもないし、することもないから毎日アルバイト雑誌を喫茶店で読んで、夜になったらテレビもない部屋に帰ってただぼんやりしてたね。

そんな中で見つけたのがあるバーの仕事で、お酒作ったり料理運んだり、ウェイターみたいなことするのかな~なんて思いながら面接に行ったら、白いスーツを着た金髪のおじさんが出てきて「明日から来れるか?」って。
すぐに決まっちゃった。
それで働いてみたら、仕事の内容がテーブルについてお客さんと話をする、ちょっとホストっぽい感じの接客業だったんだよね。
でも、お酒も好きだったし続けているうちに段々楽しくなってきたりして。
しかも、そのお店にはショータイムがあって、時間になると接客していた男の子達がステージの上に登ってコントやったり、ダンスをしたり…しっかり稽古する時間もないから、閉店後に酔っ払ったまま段取りを練習したりして、とにかく流されるままにやってた感じかな。

ショーのゲストにものまねタレントさんも来ていてマイケル・ジャクソンのものまねをやってたんだけど、なぜかそのタレントさんのバックダンサーをやることになって、営業でクラブや海の家なんかを一緒に回ってたね。
その頃からお客さんの前で何かを発表して喜んでもらうとか、ステージで得られる達成感っていいなって思いはじめたかな。
そしたらある日、そのものまねタレントさんが「知り合いの劇団が出演者を募集してるんだけど、出てみないか?」って声を掛けてくれて…勢いでその劇団の舞台に出ることになって。
それまで舞台のことを何も知らなかったんだけど、稽古を重ねていくうちに当初予定していたものよりだいぶセリフも増やしてもらえて、最後にはそこそこ良い役に付けてもらえたんだよね。
公演中はお店のお客さんも観に来てくれたり、とにかく楽しかったね。
初舞台が終わったときの感動は今も鮮明に覚えてるよ。
それから何度か出演させてもらって、気がついたらなんとなく劇団員になっていたという(笑)

始めはそんなきっかけで始めた芝居の世界だったけど…いざ、やり始めてみたら「もっと上手くなりたい!」って欲が出てきたんだよね。
でも、みんなは十代の頃から役者になりたくて訓練してきてるのに、自分はすこし遅めのスタートだし、何の基礎も出来ていない。
それでも追い着くためには、とにかくいっぱい演じるしかない!と思って、年に7、8本とかのペースで出演したね。

  川田 紳司

川田 紳司  
― 年に7,8本!それでは、バイトとの両立も大変だったんじゃないですか?
そうなんだよね。
バイトしている時間が無いからお金も無いし…最終的には家賃も払えなくなって追い出されて、友達の家を転々としてた(笑)
そんなことを何年もやってたらあっという間に28,9歳になってしまった!さすがに30歳になってもこの生活は厳しいな…なんて考えていたらたまたま舞台で知り合った声優の先輩に、「声優をやってみる気はない?オーディションを受けてみる気があるなら紹介するよ」って声を掛けていただいて。
それで挑戦してみたら、なんと受かっちゃって。
その作品がきっかけで賢プロダクションに所属して、声優としての活動を開始しました。
あれから気がつけばもう来年で声優10周年。早いね。
Q役作りで心がけていることはありますか?
ストーリーの中でキャラクターの役割を、どうしたらより効果的に果たせるか…例えば敵対する悪役ならなるべく主人公に嫌がられるように、考えて表現しています。
Q10周年を控えた今、今後の役者「川田紳司」としての目標を教えてください!
うーん、目標というか、むしろこれから自分がどうなっていくのかってことに興味があるかな。
もちろん、何もしないわけじゃなくて努力する姿勢や向上心は持ち続けていきたいけどね。
強いて言うならば、人として魅力的な人間になりたいね。「自然体」とゆーか、向上心を持ちつつ肩の力の抜けた状態が理想かな。
かっこつけて背伸びするよりも、普段の姿が魅力的な人間になりたいな。
やっぱり人間的に魅力的な人は、表現者としても醸し出されるものがあるんじゃないかなぁ…と思いますね。
  川田 紳司
川田 紳司  
Qこれから挑戦してみたい役柄はありますか?
―精神的な成長をする役が好きです。
キャラクターが何か大切なことに気づいたり、挑戦したり、心が動くその姿が美しいと思うんだよね。
善から悪への変化でもいいし、子供が大人になってもいいし…その人間的な変化が演じられたらいいなと思います。それがどんなキャラで、どんな役でも。
色んな役をやりたいですね。

最後にファンの方へメッセージをどうぞ!

映像等にお見苦しい点があったらご容赦ください(笑)
まだまだ語りつくせぬことがいっぱいあるので、川田への質問・相談等何かあったらどんどん送ってきてくださいね!
ファンの皆様の期待に応えられるよう、応援しがいのある活動をしていけるよう、精進していきますのでこれからも応援よろしくお願いします!